多才の人である。ただ、本人に言わせると「これがやりたいという明確な道がなく、『反応』のみで生きてきたから肩書の輪郭があやふやになってしまっただけ」だそうだ。本書には、映画のことを中心に、あまたある肩書のために多忙を極める日常が日記のかたちで記されてい ...
人生を豊かにするには……、幸せを感じながら日々を送るには……、私の「人生」という物語をかけがえのないものにするために、責任論をどう捉えればよいのか、前編に続いて『責任と物語』(春秋社刊)の著者である戸谷洋志さんに語っていただきます。
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妻の命を救うために独裁者と不平等な戦いを繰り広げたスターリンの毒見役についての物語も読むことになるだろう。宇宙に飛んだ最初のスープのレシピも知ることになるだろう。そして、最後のロシア皇帝ニコライ2世が食べたコキジバトのパスタ添えのレシピも。ブレジネフはどうしてキャビアが嫌いだったのかもわかるはずだ。
世界各国で愛されているモンゴメリの名作小説『赤毛のアン』シリーズは、50年以上にわたるアンの人生を描きながら、その背景にカナダの激動の時代、文化、歴史、政治もつづる大河小説です。今日では再評価が進み、大人の文学作品として注目を集めています。作家の松本 ...
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大学進学率が6割を超え、大学も学生も多様化している現代、大学生が充実した学びを行うためにはなにを指針とすればいいのでしょうか。そのような悩みに、濱中淳子著『大学でどう学ぶか』(ちくまプリマー新書)は、キーワードは「アウェイの世界に飛び ...
マーチダという作家に、アメリカ人作家ブコウスキーをテーマとするテレビ番組出演の依頼が舞い込んだ顚末(てんまつ)を語る(2)では、作家の希望とかけ離れた番組の台本が次々に提示され、そのつどマーチダの頭を奔流のような思いが駆け巡る。「物語」は誰のものか、 ...
まもなく東日本大震災から14年となる。折しも去る2月18日、政府は新たな「エネルギー基本計画」を閣議決定し、福島原発事故以来踏襲されてきた、「可能な限り原発依存度を低減する」という文言が削除され、原発を再び「最大限活用」する方針が示 ...
じっさい阿部は本の終盤で《そもそも私たち(とりわけ人文系の研究者)は何のために論文を書くのか》を問う。その答えは《世界をよりよい場所にするために》である。これは阿部が自らの研究生活を通じて至った彼の実存であり、それにふれることで私たちは《こんな仕方で ...